二〇〇五年 睦月 廿七日 木曜日■ 折り紙の著作権を考えるための準備 [/origami]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 料理のレシピは著作物ではない。それは、「これこれこういう風にすれば、こういう料理ができますよ」というノウハウであり、ノウハウは著作物にはならないからだ。 では、折り紙はどうだろうか。折り紙作品が、「これこれこういう風に折れば、こういう折り紙ができますよ」というノウハウであるのなら、それがどんなに創造的であろうと、それにどれだけ努力と時間がつぎ込まれていようと、やはり著作物ではない。 一方、作曲された音楽は著作物である。なぜだろうか。音楽業界の政治力が強いから、というのが現実的な答えなのかもしれない。しかし、ほとんどの人が、音楽が著作物であることを認めているのだから、それだけが理由ではないはずだ。 音楽は思想・感情を表現した芸術だから、というのも答えにはならない。料理だって、本当に優れた料理は、思想・感情を表現した芸術である。それに、一般には芸術だと思われていない、図面やソフトウェアなども、著作物だ。 音楽と料理はどう違うのか。そして、折り紙は料理と音楽のどちらに近いのか。正直いって、今の私にはよく分からない。前言を撤回して、折り紙は著作物ではないといい出す可能性もなきにしもあらず。 関連記事: ・折り紙と著作権 [/origami] ・折り紙と著作権・私見 [/origami] ・折り紙作品が著作物でないとしても [/origami] ・折り紙と著作権・折山紙太郎の日記に応えて [/origami] ・折り工程は著作物か [/origami] ・折り紙と著作権・再び前言撤回か? [/origami] ・折り紙作品使用のガイドライン(ベータ版) [/origami] |
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