blog.鶯梭庵

二〇一〇年 葉月 八日 日曜日

米国の若者のあいだに Mac のシェア広がる [/mac]

バージニア大学が 1 年生を対象に調査したところ、全員がコンピュータを持ち、そのうちWindows が 56%、Mac が 43% だという。この傾向が続くとすれば、来年の 9 月に入学する生徒では Mac が Windows を上回ることになる。

別の記事によれば、大学 1 年生の 70% は Mac を所有しているという。

Microsoft Losing Big To Apple On Campus

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二〇一〇年 卯月 十七日 土曜日

AirTunes をすべてのアプリケーションに [/mac]

私は以前から TIMEDOMAIN mini を愛用しているが、引っ越したりコンピュータが増えたりして、スピーカの置き場所がモニタの裏しかなくなってしまった。そこで、TIMEDOMAIN light を購入した。これなら、モニタの前に置ける。

light はまだ買ったばかりで鳴らし込みが足りないので、音はこれからよくなると思うが、今でもすばらしい分解能を示している。クリアで繊細だ。至近距離で聞くには、mini よりも light のほうがよいように思う。

さて、これまで使っていた mini はというと、別の部屋に持っていって、AirMac Express につないだ。AirTunes という機能を使って、iTunes で再生している音楽を無線で飛ばして mini で聞くことができる。

しかし、この機能は iTunes 以外のアプリケーションでは使えない。私が別の部屋で聞くのは、Audio Hijack ProRadioshift で録音したラジオ番組が多い。録音したものを iTunes に取り込んでもよいのだが、何度か聞いたら消してしまうので、いちいち取り込むのも面倒だ。

そこで役に立つのが、やはり Rogue Amoeba から出ている Airfoil だ。これを使うと、どんなアプリケーションの音でもリモートスピーカに送ることができる。AirMac Express だけでなく、Airfoil Speakers をインストールした iPhone や PC にも送ることができる。Bluetooth ヘッドホンはノイズが大きいが、Airfoil を使えば iPhone を無線ヘッドホンとして使える。

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二〇一〇年 弥生 十六日 火曜日

Magic Mouse 購入 [/mac]

これまで使っていた Apple Mouse のスクロールボールが反応しなくなったので、Magic Mouse を注文した。そうしたら Apple Mouse が直ったのだが、それは Windows 機につなぐとして、Magic Mouse を使ってみた。

すると、ポインタが重いような気がする。その理由はすぐに分かった。SteerMouse が Magic Mouse に対応していなかったのだ。Mac OS X のデフォルト設定では、マウスを動かしてもポインタがなかなか動き出さず、ポインタが重いような感じがする。

うれしいことに、Magic Mouse 用の MagicDriver があったので、早速インストールした。これで、今まで通りポインタを軽快に動かせる。

マウスの上に指を二本置いたまま片方の指を動かしてもスクロールできるあたり、なかなかの優れものだ。それにしても、マウス本体がだいぶ薄くなったので、慣れるまでに時間がかかりそうだ。しばらくは肩がこるかもしれない。肩こりが続くようなら、Magic Mouse Fix を購入するかもしれない。

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二〇一〇年 如月 廿三日 火曜日

MacTeX と Drag & Drop pTeX で用紙サイズを変更する方法 [/mac]

日本折紙学会の会員向け配布資料を執筆している。数式が多いため、TeX を使ってみることにした。

Mac OS X 用の TeX パッケージには、MacTeX という便利なものがあって、簡単にインストールできるが、これだけでは日本語が扱えない。Drag & Drop pTeX をインストールすると、日本語が使えるようになる。TeXで日本語文書作成にインストールと設定の方法が詳しく書かれている。

さて、資料は B5 の用紙に印刷する。ソースの冒頭に次のように書くと、B5 サイズに合わせてレイアウトされる。

\documentclass[b5paper]{jsarticle}

ところが、TeXShop から PDF を作成してみると、用紙サイズが A4 になってしまう。文字の範囲が B5 用紙に合わせて小さくなるだけで、A4 の用紙の右と下に大きな余白が空いたものが出力される。

この理由を調べてみたところ、実際に PDF を生成しているのは、TeXShop アプリケーションではなく、pTeX パッケージに含まれる dvipdfmx ユーティリティであることが分かった。TeXShop は dvipdfmx にコマンドを渡して処理をさせているので、そのコマンドでも用紙サイズを指定する必要がある。

それには、ターミナルから dvipdfmx を直接呼び出すという方法もあるが、私は TeX 初心者なので、何度も PDF に書き出して出力結果を確かめながらソースを書きたい。何度も同じ操作を繰り返すのは好ましくない。そこで、次のような方法をとっている。


まず、Finder で pTeX のアイコンを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択する。pTeX パッケージの内容が表示されるので、teTeX フォルダを開き、その中の bin フォルダを開く。

dotexshop というファイルがあるので、「ファイル」メニューから「複製」を選んで複製し、新しいファイルの名前を適当に変更する。たとえば dotexshop-b5 とする。

新しいファイルを右クリックし、「このアプリケーションで開く」「その他」を選択し、お好きなテキストエディタ(「テキストエディット」でもよい)を選択して、「開く」をクリックする。

一番最後の行が

dvipdfmx $dvi

となっているので、これを

dvipdfmx -p b5 $dvi

に変更し、ファイルを保存して閉じる。

TeXShop の「TeXShop」メニューから「環境設定」を選択し、「詳細」パネルを表示する。「パーソナルスクリプト」の中の「LaTeXプログラム」欄に、先ほど変更したファイルの名前(たとえば dotexshop-b5)を入力し、「OK」をクリックする。

TeXShop の「タイプセット」メニューで、「パーソナルスクリプト」を選択する。これで、PDF が B5 の大きさで作成される。


こうすると、「タイプセット」メニューで「TeX + DVI」にチェックが入っているときは A4 サイズ、「パーソナルスクリプト」にチェックが入っているときは B5 サイズというように切り替えができる。

なお、もっと細かい設定が必要な場合は、pTeX/UpTeX.app + TeXShopでshell-escapeを使うを参考にするとよい。

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二〇一〇年 如月 四日 木曜日

iPad 発表の場で McGraw-Hill が言及されなかった理由 [/mac]

Apple の秘密主義はつとに有名だ。パートナー企業に対しても厳しい箝口令を敷き、それを犯せば制裁を受ける。竹内一正著『スティーブ・ジョブズ 神の交渉力』にも事例が紹介されているが、先週の iPad の発表でも同じことが起きた。

iPad の目玉機能の1つは iBooks という電子書籍リーダーで、発表イベントでは、コンテンツの提供元として、HarperCollins Publishers、Hachette、Penguin Books、Macmillan Publishers、Simon & Shuster の名前が挙がった。しかし、イベント前日のテレビ番組で、McGraw-Hill の CEO が、同社が Apple にコンテンツを提供すると言っていたのではなかったか。

Apple は、iTunes U で教材を提供するなど、教育市場に力を入れている。McGraw-Hill は教育関連書籍の大手で、電子コンテンツも多くかかえている。

iPad 発表のイベントで McGraw-Hill の名前が挙らなかった理由は、公表されてはいないが、明白だ。まさに、Terry McGraw 氏が、Apple が発表する前にタブレット製品の存在を明かしてしまったことが、Steve Jobs 氏の逆鱗に触れたのだ。

おそらく、iPad 発表のプレゼンでは McGraw-Hill がパートナーとして紹介される予定だったはずだし、CEO なり誰かがゲストとして呼ばれていたかもしれない。しかし、情報漏洩に対する制裁として、McGraw-Hill は急遽プレゼンから消され、iPad にとって重要なコンテンツであるはずの教科書は意図的に無視された。

iBookstore が運営を開始するときには、McGraw-Hill の書籍ははずされるかもしれない。しかし、教科書というのは大きな市場だから、米国で新学期がはじまる 9 月までには McGraw-Hill も赦されることだろう。

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