二〇〇八年 霜月 廿四日 月曜日■ なぜ人はニセ科学にだまされるのか・その3 [/links]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 その2から続く。 『水からの伝言』のような荒唐無稽にだまされるのなら、だまされる方に常識が足りないと言うこともできるだろうが、マイナスイオンのようにいかにも科学っぽいニセ科学にだまされるのは、必ずしもだまされる方が悪いとは言えない。人がだまされやすいのにつけ込んで、名声や金のために意図的にだます科学者や自称研究者が多数存在することも事実であるし、科学者さえしばしばだまされているのだから、一般の人がすべてのニセ科学を見抜くのは不可能だ。 とはいえ、ニセ科学にだまされることによって、金銭的な損害を被ったり健康を害したりすることがあるし、そうでなくても、後でだまされたと分かれば気分が悪い。私たちがニセ科学にだまされないためにすべきことを、松永はこの本の最後に、十カ条にまとめている。 もっとも重要なことは、とにかく何でも疑うことだ。マスコミから流れてくる情報には誤りやペテンが多いという事実を認識することが第一歩である。特に、白か黒かをはっきり述べる単純なメッセージはまず排除することだ。その上で、できるだけ多様な情報を集め、自分の頭で判断する。正しい情報を伝えようとする科学者やジャーナリストも、少数ながら存在する。自ら主体的に情報を検索すれば、そういう人たちの声も入ってくるし、インターネットによって情報の検索は容易になっている。 情報の受け手である私たちが変わらなければ、メディアが変わることはない。捏造問題が起きるたびにバッシングしていても、何の意味もないのである。 |
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