二〇〇七年 長月 廿一日 金曜日■ 古典語由来の複数形 [/language]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 ラテン語と言えば、ラテン語由来の英単語では、名詞の複数形が s で終わらないことがある。 もっともよく見かけるのは、-us が -i となるものだ。alumnus((男性の)卒業生)-> alumni、locus(場所)-> loci、nucleus(核)-> nuclei、radius(半径)-> radii、stimulus(刺激)-> stimuli などがある。 このような言葉には、やはりインテリが使う言葉が多い。focus(焦点)の複数形は、「正しく」は foci だが、一般的に使われているうちに focuses の方が多くなっている。 alumna((女性の)卒業生)-> alumnae など、-a が -ae となるものもあるが、これはほとんどが専門用語だ。やはり、一般的に使われるようになると、単に s がつくようになる。cicada(蝉)の複数形は、cicadae よりも cicadas のほうがよく使われる。antenna の複数形は、昆虫などの触角の意味では antennae が多いが、電子部品のアンテナの意味では antennas が多い。 curriculum -> curricula のように、-um が -a になるものもあるが、ほとんどはそのまま s をつける。forum の複数形は「正しく」は fora だが、現在では forums と言うことのほうが多い。medium -> media は、複数形が特別な意味でよく使われるので、-a の形が残っている。 ギリシャ語由来の名詞にもこのような例がある。criterion(基準)-> criteria、polyhedron(多面体)-> polyhedra、mythos(神話)-> mythoi などだ。 -is が -es となるものには、ギリシャ語からラテン語を経由して英語に入った言葉が多い。特に単数形が -sis で終わっていると、-sises とはしづらいので、よく使う言葉でも -ses のままだ。analysis(分析)-> analyses、basis(基礎)-> bases、crisis(危機)-> crises などがある。 ギリシャ語からラテン語を経由した言葉では、語幹が変化するように見えるものがある。helix(螺旋)の複数形が helices となるのは、語尾の x がもともと cs だったところに、-s を -es に変えて複数形にするからだ。同じような例としては chrysalis(蛹)-> chrysalides などがあるが、さすがにこれは現代人には分かりにくく、helixes、chrysalises と言うことも多い。 octopus(蛸)の複数形は、octopuses、octopi、octopodes の3通りがある。octopodes が「正しい」形だが、ほとんど使われない。octopi は -us -> -i を誤って適用したもので、それなりに使われる。しかし、もっともよく使われるのは octopuses だ。 |
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