二〇〇六年 神無月 廿二日 日曜日■ 魚の名前 [/language]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 先日、スーパーの魚売り場を見ていたら、「わらき」のアラが売っていた。「わらき」というのは聞いたことがないし、見た目は小さいブリなので、「わらさ」の誤りに違いない。「わらき」というラベルのついたパックが並んでいるのは、ちょっと笑える。「半額」のシールが貼ってあったが、商品名が間違っているから売れなかったのでは、と勘ぐってしまう。 ワラサは出世魚で、生長するにつれて、東京ではワカシ、イナダ、ワラサ、ブリと呼び名が変わる。関西ではツバス、ハマチ、メジロ、ブリとなるが、今では養殖ブリをハマチと言うことが多い。ブリの旬は冬だが、ワラサの旬は秋だ。私が想像するに、旬も違うし味も違うからこそ、別の名前が付いたのだろう。魚の食文化が発達した日本ならではだ。 その点、英語では、イナダもワラサもハマチもブリも、ついでにヒラマサも、おしなべて yellowtail ですませてしまう。しかし、最近は英語圏でもすしが一般的になっているので、ハマチを young yellowtail、ブリを adult yellowtail と言い分けることもあるようだ。 言い分けといえば、ウナギを river eel、アナゴを sea eel と言うこともある。昔は江戸前と言えば鰻だったわけで、私のイメージではウナギといえば海なのだが、実際は産卵のために川を下る「下り鰻」がもっともおいしいそうだ。もっとも、今となっては天然のウナギは高嶺の花で、庶民にとっては海も川もあったものではない。 さて、わらき、もといワラサは、白菜と一緒に醤油味で煮て、ユズ風味で食べた。おいしかった。 |
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