二〇〇五年 師走 廿七日 火曜日■ fake butter [/language]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 今週と来週は TidBITS がお休みなので、TidBITS#808 クリスマス特集号から、気になった言葉をいくつか。 "fake butter" という言葉がある。「模造バター」「バターの代用品」という意味だが、日本の食卓にある fake butter は圧倒的にマーガリンだろうと思うので、「マーガリン」と訳した。日本のショートニングも fake butter に含まれるだろうし、ベジタリアン用の植物性 fake butter もある。 「マーガリン margarine」の語源は「真珠 margarite」。製造過程で現れる油の粒が真珠のように見えるからだそうだ。カクテル「マルガリータ margarita」の語源については、日本では、創作者が、狩猟の流れ弾に当たって亡くなった恋人の名前 Margarita Mendez から名付けたというのが通説になっているが、実際には様々な説があり、アメリカでの通説は、ダラス社交界の有名人 Margarita Samas が、1948年にメキシコ・アカプルコの別荘で開いたクリスマスパーティーで作ったからというもの。 「ショートニング shortening」は、"short" に "-en" をつけて動詞化し、それに "-ing" をつけて名詞にしたもの。ここでの "short" は、「短い」という意味ではなく、「サクサクした」「パサパサした」「もろい」という意味。本来は、お菓子の生地に練りこんでサクサクにするものがショートニングで、その意味ではバターやラードもショートニングだが、日本でショートニングといえば、ほとんどは fake butter だ。「ショートケーキ shortcake」は、サクサクしたケーキの意味。日本のショートケーキはサクサクしていないので、本当のショートケーキではない。(なんだか、日本の食べ物はでたらめばっかりだ。)「ショートアイアン short iron」は、ゴルフでは「飛距離の短いアイアン」だが、鉱工業では「もろい鉄」を意味する。 なお、fake butter に含まれるトランス脂肪酸は体に悪いそうだ。 |
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