二〇〇九年 葉月 卅日 日曜日■ Mac の「英数」キーを Windows で [/mac]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 私は職業柄、全角文字と半角文字が混ざった文章を打つことが多い。日本で Mac を買うと標準でついてくる JIS キーボードでは、スペースバーの右に「かな」キーがあり、左に「英数」キーがある。現在の入力モードが何であるにせよ、「かな」キーを押せばかなが入力でき、「英数」キーを押せば半角英数文字が入力できる。 使う立場としては、次に入力したい文字が全角文字なら、とりあえず「かな」キーを押してから入力すればよいし、次に入力したい文字が半角文字なら、とりあえず「英数」キーを押してから入力すればよい。何も考える必要がない。 ところが、Windows では、とりあえず「ひらがな」キーを押せばかなが入力できるけれど、Mac の「英数」に相当するキーがない。「半角/全角」キーで IME のオン・オフを切り替えることができるが、これはひどく使い勝手が悪い。 これから半角文字を打ちたいと思ったとしよう。そのときには、目線は画面上で文字を入力する位置にある。そこでおもむろに目線を動かして、現在の IME の状態を確認し、オフになっていればそのままタイプするし、オンになっていれば「半角/全角」キーを押してからタイプする。 一方 Mac では、何も判断せず、目線も動かさず、「英数」キーを押してから入力すればよい。 Mac を使ったことのない人には、この違いが実感してもらえないかもしれないが、これは月とスッポンほど違うのである。しかも、「英数」キーはスペースバーの隣にあって打ちやすいのに対し、「半角/全角」キーははるか左の隅にあり、左手の小指を思いっきりのばさなければならない。 しかし、Microsoft IME ではキー設定を変更することができるので、Windows で「英数」キーの機能を再現できる。Microsoft IME のプロパティをあけて、「全般」タブの右上にある「設定」ボタンを押し、「キー設定」タブで、「無変換」キーに「IME-オフ」を割り当てる。これで、Mac と同じような使い勝手にできる。 ところが、私が会社から支給されているパソコンでは、余計なソフトウェアが入っているのか、ドライバが変なのか、これではうまくゆかなかった。どうやら、IME がオフの状態で「無変換」キーを押すと、IME がオンになってしまうようだ。これでは、実質的に「無変換」キーを「半角/全角」と置き換えることしかできない。 そこで、「半角/全角」キーに「IME-オフ」を割り当てた上で、「半角/全角」キーと「無変換」キーを入れ替えた。キーの入れ替えには KeySwap というソフトウェアを使っている。猫まねきの方が使い勝手がよいのだが、「無変換」キーが変な挙動をするのとおそらく同じ原因で、このソフトウェアも使えない。 |
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