二〇〇六年 霜月 廿九日 水曜日■ Windows を Mac のように使いやすく [/mac]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 私は Mac をメインで使っているが、ときには Windows も使わざるをえない。ところが、Windows のユーザインタフェースというのは醜悪だ。GUI の見た目はいろいろ設定すればなんとかなるとして、私にとってもっとも大きな問題は、キーボードが使いにくいことだ。 キーボードショートカットを入力するのに、Mac では Command キーを使い、Windows では Ctrl キーを使う。これはよく使うキーだから、押しやすいところにないと困る。Mac の場合はスペースバーのそばにあるので押しやすい。ところが、Windows のキーボードでは、このキーが左右の端にある。Mac の Command キーの位置にあるのは、Alt キーだ。ならば、せめて Alt キーの隣に Crtl キーがあってほしいが、そこには、めったに使うことのない、Windows キーと Application キーがある。 もう1つ、私は Nicola 配列(いわゆる親指シフト)を使っている。これはひらがなを直接タイプできるので、日本語を入力するには最適だと思うのだが、いつもいつもひらがなばかり入力することはないわけで、実際にはひらがなと英数字を切り替えながらタイプすることが多い。Mac の JIS キーボードであれば、「かな」キーを押せばひらがな、「英数」キーを押せば英数字と、単純明解だが、Windows の場合は困ったことになる。Mac の「英数」キーに対応するキーはなく、その位置にあるのは役立たずの「無変換」キーだ。「ひらがな」キーを押せばひらがなが入力できるが、英数字に切り替えようと思ったら、「半角/全角」キーを押すことになる。このキーがまた、左上隅と、とんでもないところにある。 自宅の Windows マシンは Synergy 経由で Mac から操作しているからいいとして、会社では、使いにくいことこのうえない 109 キーボードを使うほかない。これを、Mac 並みとは言わずとも、なんとか使えるようにしてくれるソフトウェアがある。 まず、親指ひゅんQで Nicola 配列を実現する。これは、Mac の Tesla に相当する。手動でインストールしなければならないのが面倒だが、いったんインストールすれば、問題なく使える。私の場合、右親指キーを「変換」に、左親指キーを Space にしている。 次に、猫まねきで、そのほかのキーの配列を変更する。これは USB キーボードに対応していないそうだが、ラップトップのキーボードでは使えるようだ。私の場合、Ctrl キーを Alt キーに、Alt キー、Windows キー、Application キーをすべて Ctrl キーに、「無変換」キーを「半角/全角」キーにしている。さらに、これまた役立たずのバックスラッシュキーを Shift + バックスラッシュ(つまりアンダーバー)に変更している。これで、Mac のキーボードに近い使い心地になる。 さらに、Mighty Mouse も使いたいところだ。Windows XP に Mighty Mouse をつなげば、普通の2ボタンマウスとして使えるが、横スクロールができない。そこで、AppleM Pro をインストールすると、横スクロールもできる。ただし、それだけで 2500 円というのは高い気もする。 |
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