二〇〇六年 水無月 廿一日 水曜日
「折り紙読本」の読み方
origami-l で、吉澤章さんの名著折り紙読本 Iについて、どう読むのかという話題があった。どう読む、といっても、内容ではなく、題名をどう発音するのかという話。
「読本」は、単独では「とくほん」と読む。しかし、前に別の言葉がくっついたとき、濁音化して「どくほん」になることがある。東京大学附属図書館 OPAC をのぞいてみると、カステラ読本は「とくほん」だが、ベルクソン読本は「どくほん」だ。
では、折り紙読本はどうか。残念ながら、東京大学にこの本は所蔵されていなかった。国立国会図書館 NDL-OPAC では、検索結果画面にふりがなが表示されないが、「おりがみとくほん」で検索しても何も見つからず、「おりがみどくほん」で検索すると折り紙読本が引っかかる。ということは、「どくほん」と読むのが正しいということになる。
ところが、デビッド・リスターさんの証言によると、吉澤さん自身は「とくほん」といっていたそうだ。著者と出版社の見解が相違しているということか。私個人は、折り紙人として、著者の意見を尊重して「とくほん」と読むことにしたい。

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