二〇一五年 霜月 一日 日曜日■ CentOS 7 に Nginx をインストール [/links]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 さくらインターネットの VPS を使い始めた。標準 OS は CentOS 6 だが、どのみち 1 から構築するならと、最新の CentOS 7 をインストールした。インストール方法はサポートページに書いてある通り。 ウェブサーバーの定番は Apache だが、私は Node.js を使ってサブドメインも使いたい。以前書いた方法では、Apache をインストールしてもプロキシとしてしか使わない。それもどうかと思ったので、Nginx をインストールすることにした。インストール方法は Nginx のサイトにある。日本語のウェブサイトを検索すると古い情報ばかり出てくるので注意。 Nginx もプロキシとしてのみ使うのはもったいないので、静的ファイルは Nginx から提供し、動的リソースのみ Node.js に処理を渡すことにする。そのため、まずは Nginx で静的 HTML を提供できるようにする。CentOS 7 は 6 から大きく変わっているので、気をつけなければならないことがいくつかある。(ちなみに、参考にしたのはデージーネット著『はじめての CentOS 7 Linux サーバ構築編』。) まず、80 番ポートを開ける必要がある。そのためのコマンドは次の通り。CentOS 6 より簡単になった。
Nginx を起動するには、
とすればよい。システムが再起動した後自動的に起動するようにするには、
とするだけで、必要な処理が自動的に実行される。 ウェブブラウザからサーバーにアクセスし、ようこそページが表示されれば、インストールは成功。 次に、Mac なり Windows なりからファイルを転送するためのユーザーを作る。ユーザー名が
とする(root 権限が必要)。ホームディレクトリを ところで、CentOS 7 に関する日本語のブログ記事を読むと、最初に SELinux を無効にすると書いている記事が多い。しかし、わざわざセキュリティを緩めるというのは、意味がわからない。SELinux がいやなら、ほかの OS を使えばよかろう。 サーバーに SSH でアクセスしているなら、SFTP が使える。FTP サーバーをインストールするのも面倒だし、最近の主だった FTP クライアントはいずれも SFTP に対応している。FTP ソフトウェア(私が使っているのは Forklift)で SFTP を使ってサーバーにアクセスし、 最後に、Nginx を設定して、今置いた HTML ファイルが表示されるようにする。
ファイルを保存したら、
で設定ファイルを読み込む。もう一度ウェブブラウザからサーバーにアクセスすると、期待通りのウェブページが表示されるはず。 |
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