blog.鶯梭庵

二〇一四年 長月 四日 木曜日

LaTeX 覚え書き・その2 [/links]

その1から続く。

TeX のパッケージの中には、DVI ドライバーに依存するものがある。有名なところでは color とか graphicx とか。ドライバーとして、海外では pdfTeX を使うことが多いそうだが、これは日本語に対応していないので、日本では dvipdfmx を使うことが多いと思う。その場合、


\usepackage[dvipdfmx]{color}

\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}


のようにドライバーを指定する。これをまとめて


\usepackage[dvipdfmx]{color,graphicx}


のように書くことが多い。ドライバーに依存するパッケージをカンマで区切って並べれば、すべてのパッケージに同じドライバーオプションが適用される。しかし、どのパッケージがドライバーに依存してどれが依存しないかを調べるのも面倒だ。実際のところ、次のように書いたほうがよい。


\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}

\usepackage{color}

\usepackage{graphicx}


\documentclass のオプションで指定したものは、グローバルオプションとなり、自動的にすべてのパッケージに適用される。

ところが、geometry パッケージの場合、dvipdfmx を使用する場合でも、ドライバーオプションを dvipdfm と指定する。そのため、以下のようになる。


\documentclass[dvipdfmx]{jsarticle}

\usepackage[dvipdfm]{geometry}

\usepackage{color}

\usepackage{graphicx}


beamer クラスを使うときも、同様にグローバルオプションでドライバーを指定する。beamer クラス自体はドライバーに依存しないが、内部で color パッケージや hyperref パッケージを呼んでいるので、これらのパッケージにドライバーオプションを渡す必要がある。

なお、beamer のマニュアルを読むと、dvipdfmx には対応しないと書かれている。しかしそれはナビゲーションシンボルなどのリンクが動かないだけのようだ。それらの機能を使わない限り、dvipdfmx を使っても問題ないようだ。

その3に続く。

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羽鳥 公士郎