二〇一二年 霜月 十二日 月曜日■ Mac + VMware Fusion + Windows 7 で親指シフト [/mac]この記事は書かれてから1年以上経過しています。内容が古くなっている可能性があります。コメントの受付は終了しました。 以前の記事に書いたように、私は MacBook Air に VMware Fusion を入れて Windows 7 を動かしている。その上、親指シフト入力を使っている。こんな酔狂な人がほかにいるかどうかわからないが、誰かの参考にならないとも限らないので、私の設定を書いておく。 まず、Mac でも親指シフト入力ができなければ困るので、Mac にエミュレーターを入れることになる。私は KeyRemap4MacBook を使っている。 Mac にエミュレーターがあれば、Mac の入力モードが「ひらがな」であり、Windows の入力モードも「ひらがな」であれば、普通に親指シフト入力ができる。例えば「J」のキーを押した場合、エミュレーターによって Mac のアプリケーションに対して t + o が送信されるから、Windows 仮想マシンにも t + o が送られ、Windows の画面には「と」と表示される。 入力するのが日本語だけであれば、それで問題ないのだが、私の場合はかな入力と英数入力を頻繁に切り替えてタイプすることが多い。Mac には「半角/全角」キーがないが、このキーは Windows の標準的なキーボードでもとんでもない隅にあるから、どのみち無用だ。Mac の「英数」キーはそのまま Windows の「英数」キーになるので、これでかな入力と英数入力を切り替えることはできるが、ここで2つ問題がある。 まず、以前の記事にも書いたことだが、Mac では「英数」キーを押せば無条件に英数入力になるのに対し、Windows では「英数」キーはかな入力と英数入力の切り替えだ。これでは、入力をする前に現在の入力方式がどちらであるかを把握しておかなければならない。ただし、これの対処は簡単で、IME の設定で「英数」キーに「IME-オフ」を割り当てればよい。 もう1つの問題として、一般にキー入力は Mac と Windows のどちらかにしか送られない。Windows のアプリケーションでかな入力をしているときに「英数」キーを押すと、Windows がキー入力を受け取って英数入力に切り替わるが、Mac 側はかな入力のままだ。したがって、「J」のキーを押したとき、Windows にはやはり t + o が送られ、Windows アプリケーションには「to」と表示される。英数キーを押したときに、Mac 側と Windows 側の両方が英数入力に切り替わってくれればよいのだが、簡単な方法はなさそうだった。 これに対処するには、Windows を使うときには Mac 側を英数入力にしておいて、Windows にもエミュレーターを入れる必要がある。Windows のエミュレーターとして、私はやまぶきR を使っている。 やまぶきR を使うことで、もう一つ問題が生じる。私は「かな」キーを右親指キーとして使いたいのだが、やまぶきR では「ひらがな」キーを右親指キーに割り当てることができない(左親指キーはスペースキーを使うので、何の問題もない)。そこで私は、VMware Fusion の設定で「かな」キーを「変換」キーにマッピングしている。(ついでに、command キーを ctrl キーに、control キーを windows キーに、command + delete を delete キーに、command + W を alt + F4 にそれぞれマッピングしている。) その上で、IME の設定で「変換」キーに「ひらがなキー」を割り当てればよいかというと、そうでもなくて、IME がオフの状態では変換キーを使ってひらがな入力にすることはできないようだ。そこで、変換キーには「IME-オン」を割り当て、Shift + 変換に「かな切替」を割り当てている。 以上の設定で、Mac 上の Windows 仮想マシンで快適に親指シフト入力ができるようになった。 ヤマトヌマエビさんのコメント: 羽鳥さんのコメント: ヤマトヌマエビさんのコメント: 羽鳥さんのコメント: |
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